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シンガポールとマレーシア

シンガポールとマレーシアの関係は国民感情的に良いものではない歴史がある。現在はシンガポールにとってのマレーシアは重要な貿易相手国であり、貴重な水資源の購入先となっている。

シンガポールは元々マレーシアの一部であったが当時から度々マレーシアのマレー人優遇制度によるマレー系と華人の対立が根強かった。1965年になるとマレーシア政府によってシンガポールの切り離しが行われ、当時統一を目指していたシンガポールの首相であるリー・クアン・ユーも独立を宣言せざるをえなかった。

未来のない都市国家と呼ばれたシンガポールはマレーシアに頼ることをせず独裁政治と開発によって経済発展を手に入れていった。その経済発展を横目で見ていたのがマレーシアだから快くは思っていないようである。その間、漁業や農業に従事していたのはマレー人が多く、経済発展の中で追いやられていった敬意がある。現在でもシンガポール内のマレー人の労働状況、華人との収入格差や教育制度に対する事も不満のタネとなっている。

マレーシアとシンガポールは現在はジョホール海峡を横断しているジョホール・シンガポール・コーズウェイで繋がれている。勿論行き来するにはパスポートが必要。またこの橋には水のパイプラインが3本通っている。2本はマレーシア→シンガポールへの原水、1本はシンガポール→マレーシアへの上水道販売である。一時期シンガポールへの水の供給停止を政治的利用をした事が問題となり、シンガポールは他国へ水を求めるような政策に変わっていった。

シンガポールのマレーシアとの貿易に関しては、輸入が494億9,000万Sドル、輸出が571億1,400万Sドルと貿易額の10%を超えるほどで重要な貿易相手国という事がわかる。(2010年) 参照:財務省貿易統計

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